積読していた「大陸横断ラリー in 1907―北京~パリ 限界を越えた1万マイル」を夏休みに読了。
ガソリン自動車が誕生して20年、フランスの新聞「ル・マタン」紙が、北京からパリまで走るという前代未聞の長距離ラリーを企画した。エントリーした車は三輪・四輪、合わせて五台。時は折しも鉄道ブーム。輸送手段はほとんどが馬車から鉄道に変わり、使われなくなった道は自然のなかに飲み込まれている。橋は朽ち、道は沼と化した。果たしてゴールはできるのか!そして勝つのは誰だ。
優勝したチームに同行した新聞記者によるロマンチックな文章で冒険の雰囲気を楽しむ感じです。大まかには北京をでてモンゴルをこえてバイカル湖へ出てそこからシベリア鉄道沿いにヨーロッパへと向かうコースなんですが、出てくる地名が具体的にどこかもよくわかりませんし、写真も少ないので。
面白かったのは、モンゴルへの山越え。車体から余計なパーツをはずして別便で送ってしまい、最小限の構成になった車を人間で曳きます。現代の自動車がマネできないワザかも。
こんなしんどい企画今でもないだろうと思ったら、やってました。。
コースは上記の本とは違います(シベリアじゃなくてシルクロード経由)。
Beijing Paris 2007〈北京-パリとは〉
http://www.team-acp.sakura.ne.jp/btop2007/about/index.html
こちらはユアンマクレガーのバイク旅。
シベリアの渡河や泥沼での苦労は100年前と同じです。
http://www.longwayround.com/
最近、本も翻訳が出たようです。