「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である」

休み中に「幽霊たち」「リヴァイアサン」につづいてポール・オースター3冊目「ムーン・パレス」を読みました。

 月面着陸の頃のアメリカを舞台に学生の"僕"が落ちぶれてゆく日々にスタートする物語。ストーリーは誇張と偶然にあふれ、3つくらいのパートが急展開によりなんとなく一つにつながっているような感じ。最初はなんだか調子がつかめなかったけれど、1/4くらいでふと気づいてあとは気楽に読み進められたのでした。

 いろいろ気の効いたフレーズもありましたけれど、本の読み方とか絵の鑑賞についての描写がこまかく・アツく語られているのがおもしろかったです。それと、人生はどう転ぶやらわかんないし、何度かはリセットされて身一つで出直しになっちゃうもんよね、ってことでしょうか。 自分が生まれてから今までを簡単に振り返ってみると、リセットになってもおかしくない機会って、いくつもあったと思うんですね。
きっと、こんごいつか何かが起きるに違いないと覚悟を持って生きてゆきたいものです。

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このページは、砂智久が2005年1月 6日 00:24に書いたブログ記事です。

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